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　テレビで流れる政治や政治家の情報を見ているとあまりにも情けなく、自分の中にある日本人としての誇りがズタズタに引き裂かれるようで嫌になってしまいます。『だから日本人はダメなんだ』と、悪い面ばかりが目につき、その良さを忘れ去っている自分がいます。　物事には表裏一体の二面性がある訳で、ここまで悪い面ばかり強調されたら、そろそろ『良い面』がクローズアップされないとつり合いが取れないですよね。
　そんな観点から来年のことを考えると、（来年はとても厳しい年になるに違いないと思っていたが）復興需要や、今年の停滞の反動で、案外良い年になるかも？と思えてきました。（少なくとも今年よりは良くなると思える）・・・・甘いかな？
　長い眼でみれば、大震災が今後の人間社会の先行きを示唆しているようで、それが日本で起きて、まず日本人の（古くからDNAに刻まれた）利他の心を目覚めさせ、それが世界に広がっていく分岐点になったような気がしてならないのです。今までの外交下手で自己主張も出来ない日本人の気質が、今度は長所となり、新しい時代を静かに引っ張っていくようになるんじゃないかと思えるのです。
　共産主義と資本主義の失敗を反省し、真の民主主義の確立に向かって歩まなければならない全世界にとって、そのキーになるのが日本という国だと思うのです。